こんにちは、はる姉です。
Vtuber(バーチャルユーチューバー)業界では、個別のVtuberモデルが注目されています。しかし、モデルの制作は容易な作業ではありません。
そこで今回は、1人のVモデラーはる姉が制作したVtuberモデルの感想と考察をお話していきます。Vtuberとして躍進したい方々にとって、興味深い情報が得られればと思い記しました。
Vtuberモデルの制作における重要な要素
Vtuberモデルを制作する際には、いくつかの重要な要素を考慮する必要があります。はる姉個人としては、以下の要素が特に重要だと言います。
Vtuberの成功には、魅力的な外見のデザインが欠かせません。自分のキャラクターのイメージやコンセプトに応じたデザインを考えることが重要です。
Vtuberモデルは、キャラクターを見た瞬間に、一目でその存在を覚えてもらえるような特徴を持たせるアイコン性を持つことも大切です。
可愛らしさやかっこよさ、魅力的に見えるVtuberの姿は重要な要素です。視聴者に共感や好感を与えるキャラクターを作り上げることで、ファンを増やしやすくなります。
Vtuberは腰から上を配信画面に映して活動することが多いので、腰から上に自身の魅力ポイントを配置することをおすすめします!
立ち絵・モデルの役割と重要性
Vtuberの活動においては、立ち絵やモデルが非常に重要な役割を果たします。以下の点を意識してVtuberモデル制作に取り組むことことで、より印象的に見える魅力的なVtuberモデルに見える可能性が高くなります。
立ち絵やモデルには、様々な表情やポーズのバリエーションを用意することが現在では必須のように必要となっています。これによって、より多様なシーンや状況に対応できるVtuberキャラクターを作り上げることができます。
瞳の色を変えたり、髪型や髪色のバリエーションを増やしたり、衣装を2着以上用意したり・・バリエーションが増える分楽しさも倍増しますが、制作するモデラーの作業量も大幅に増え、外注の場合追加料金が発生することが多いです。
立ち絵やモデルにアニメーションを追加することで、キャラクターの表現力を高めることができます。視聴者により実際の表情とリンクさせることができ、感情の伝わりを与えることができます。
フェイストラッキングするための機材(スマホやカメラ)の性能によっては、自分の動きを表現させるのに限度がありますが、現在は口をもぐもぐ動かせたりウィンクや舌を出したり、ハンドトラッキングもできるようになってます。
コンセプトの設定とキャラクターの個性化
自信の活動を盛り上げているVtuberには、ユニークなコンセプトとキャラクターの個性が必要不可欠です。どのように自身のコンセプト設定とキャラクター個性化させたらいいのでしょうか?
活動する自分のキャラクターにはテーマやコンセプトを設定することが大切です。例えば、料理が得意なVtuberやゲームが大好きなVtuberなど、特定の分野や趣味に関連するテーマを持たせることで、共通の趣味を持ったファンを惹きつけることができます。
テーマやコンセプト設定と同じくらい重要なのは、キャラクターの個性化です。個性的なトレードマークや特徴を持たせることで、他のVtuberと差別化を図ることができます。
食べ物や好きな物の擬人化をテーマにしたり、宇宙人など異世界の住人のテーマにしたりと、Vtuberは自分がなりたい・好きなテーマで活動できるのが大きな特徴です。
目標達成へ近づけるためには戦略とアプローチが重要
Vtuberとして成功するためには、しっかりとした戦略とアプローチが必要です。Vtuberのモデリング作成を外注または自身で作成を始める前に、自分がどんなVtuberになりたいのか、どんなコンテンツを提供したいのかをまず明確にしましょう。
また、他のVtuberとの差別化戦略も重視しましょう。Vtuber業界は競争が激しいため、自分自身を他のVtuberと一線を画す存在にする必要があります。
自身の専門分野を明確にし、その分野での知識や技術を活かしたコンテンツを提供することで、他のVtuberとの差を打ち出していきます。
専門分野の明確な決定と差別化戦略
専門分野、例えばプロのイラストレーターの方ではあれば添削配信もチャンネルの差別化になる1つの戦略です。自分の専門分野を明確にすることが重要で、何か特定の分野に精通している方は、その専門知識や技術を生かしたコンテンツを提供することで、他のVtuberと差別化することができます。
さらに例を挙げると、ゲームが得意な方ならゲームプレイ動画や攻略情報を提供することで、ゲーム関連のVtuberとの競争で優位に立てるかもしれません。また、料理が得意な方ならクッキング動画やレシピ配信など、料理に関するコンテンツを提供することで、独自性を出すことができます。
専門知識があるのであれば、それを活かしてリスナーさんのためになる配信も、1つの配信ジャンルとして発信することで自身のチャンネルを個性化することができるでしょう。
ただこれから活動を始める人は、どのジャンルにも先人がいると言うこと、自身が後人であるので個人勢であればチャンネル登録者数の伸びは緩やかの可能性があることは忘れずに!
YouTubeでのジャンルの絞り込み
YouTubeもいろんなコンテンツがありますが、Vtuberの多くのはゲーム実況や雑談配信や歌枠、ASMR配信が多いように見えます。歌枠は特に多いです。コラボで歌枠リレーも見かけることがあります。
ゲーム実況も今人気のゲームを実況するのか、新作ゲームを追い続けるのか、逆にレトロゲーム実況も配信するのか、人気のゲーム実況の方が検索でも見つかりやすい傾向にありますが、その分競合チャンネルが増えるので自分の個性をより引き出してリスナーさんの印象に残る努力が必要になります。
あまり自分の得意ジャンルではないのは長続きさせるのが大変なので、自分の得意ジャンルで発信した方が伸びが緩やかでも継続しやすいと思います。
マネタイズ戦略の考え方
Vtuberとして成功させるためには、適切なマネタイズ戦略が必要です。ライブ配信や動画の収益化、グッズ販売、イベント参加など、複数の収入源を確保することは簡単な道のりではありませんが、活動を継続させるためにも必要な戦略です。
また、ファンとのコミュニケーションやファンクラブの設立など、熱心なファンベースを築くこともVtuber活動には重要なことだと言えるでしょう。
Vモデラーとしての感想と考察
Vtuberモデルの制作は非常に複雑な作業で、私もVtuberとして活動するためにモデルを制作しましたが、Live2Dでモデリングするためのパーツイラストの描き方から学ぶ必要がありました。
パーツイラストではイラストを動かすときに、どこまで動かすか可動域を予測して描く必要があり、予測しても実際に動かすとイラストの描き方に不備があり、再度イラスト修正作業へ戻るのを繰り返しながら制作していきます。
パーツイラストは「この描き方が正解」と言うのはほぼなく、各Vtuberのデザインによってパーツイラストの描き方が異なります。
デビューを見守りながら感じた成功のポイント
これまで何体か作り、デビューまで見守りましたが、どうなれば成功なのかは活動しているVtuberによって違います。チャンネル登録者数が1万超えを目標にしているとか、大手事務所に入りたいとか・・企業コラボしたいとか・・いろんな目標があると思います。
例えばYouTubeでチャンネルを収益化させたい、X(旧Twitter)などのSNSのフォロワー数を1,000人達成させたい場合、その目標達成の近道になるのかな?と思ったポイントを紹介します。
- SNS利用している場合、無理のない範囲で毎日投稿する
- 配信や動画投稿している場合、コメントには反応できる内容には反応する
- 自分のコンセプトは入念に考える
- チャンネルやSNSの伸びが悪くても、気負いせず休む時は休む
①は、自分を1人でも多くの人の目に触れてもらうために、「#おはようVtuber」などのタグを利用して発信することをおすすめします。特に夜より朝の時間帯は反応されることが多いです。そして、自分の立ち絵や自己紹介画像を固定表示にすると、より自分の姿を覚えてもらいやすくなります。
SNSは「#」このタグが重要です・・今後X(旧Twitter)の仕様が変わらなければいいのですが・・。
②は、動画投稿や配信中にもらったコメントには、反応してあげるようにします。親近感を持ってもらいやすい傾向です。好ましくない内容のコメントは自分の心を穏やかに保つためにも、非表示または表示しない文字リストを設定しておきましょう。
③は、自分のコンセプトは継続して活動しやすいかにも繋がって来ると思います。あまり凝ったコンセプトですと、そのキャラ作りと言いますか、その世界観をブレずに活動続けるのがしんどくなってくる可能性があります。
年齢は取らない設定にするのか、異世界キャラ設定で活動するのか・・等身大の自分で活動していくのか・・窮屈しないコンセプト設定が大切です!
④はそのまま言葉通りで、いろんな方の成功例や同じようにSNSを発信しても、なかなかフォロワー数に繋がらないことの方が多いです。チャンネル登録もフォロワー数に比例して増えるなんてことは、ほぼないと思っておいた方が気が楽です。
FF比率(フォロー数とフォロワー数の比率のこと)を、なるべく早く1,000人なら1,000人のフォロワー目標を達成させたいのであれば、スタートダッシュは自分の活動と関連したアカウントを片っ端からフォローしていくのもおすすめです。
自発的にフォローしないとフォロワー数は増えづらい傾向があるので、凍結されない程度に自発的にフォローすることでより自分の姿を見つけてもらえやすくなります。
VTuberモデル制作における今後の課題と考察
4,5年前のVtuberモデルと、現在のVtuberモデルのクオリティは年々上がっています。Live2Dというモデリングソフトや3Dモデルを作成するソフトも使いやすさや、作れる範囲が幅広くなっているのもあります。
現在『パーツイラストを描ける絵描きさんが少ない』のが大きな課題となっています。Live2Dに必ず必要なパーツイラストですが、モデルの服のデザインやどこまで動かしたいかによって、パーツイラストの内容が大きく変わり作業量が増えます。
パーツイラストはとても重要な作業ではありますが、その作業量と難しさからLive2Dモデラーよりもパーツイラストを描いてくれる絵描きさんが少ないのがこれからもVtuberモデル制作における課題となりそうです。
モデルの形状によってパーツイラストの描き方が変わるので、手探りになることが多いので、私もモデリングの方が作業スピードは速いです・・
まとめー魅力てな姿も大切だけど何よりも継続して活動することが大切
以上が、Vモデラーのはる姉からのVtuberモデル制作に関する感想と考察でした。Vtuberとして躍進したい方々にとって、ヒントやアドバイスが得られれば幸いです。
成功するためには自分自身を他のVtuberと差別化し、適切なマネタイズ戦略を考えることが重要です。個性的で魅力的なVtuberモデルを作ることで、大成功するのかと言うと必ずしもそうではありませんが、努力と継続を忘れずに、Vtuber活動に取り組んでいきましょう。