たまに「チャンネル相互登録してます!」「チャンネル相互登録お願いします!」ってコメントとか来るんだけど、大丈夫なのかな?
今回はチャンネル相互登録は規約違反になるか?バレてしまうのか?調べました!
YouTubeのチャンネル相互登録とは?
YouTubeで配信している人は、自分のチャンネル登録者数が増えて欲しいと思っている人がほとんどかと思います。
YouTubeで収益化を目指しているなら特に、チャンネル登録者数を気にしているのではないでしょうか?
1度チャンネル登録者数が増えても次の日には減ることも多々あるので、早くチャンネル登録者数を増やそうと焦ってしまう人もいるかもしれません。
- 過去12か月間の総再生時間が4,000時間
- チャンネル登録者数は1,000人以上
チャンネル相互登録とは、配信者同士お互いのチャンネルを登録し合うことを言います。
よくあるのが、「あなたのチャンネル登録するので、○○のチャンネル登録お願いします!」と、 配信中のコメントやSNSのメッセージなどに届くことがあります。
中には「あなたのチャンネル登録しました!」とコメントが来た後に、「○○のチャンネル登録お願いします」と、結局チャンネル相互登録目的だったってこともあります。
なぜ、チャンネル相互登録するの?
YouTubeで自分の配信を収益化するための審査基準を満たすためにチャンネル相互登録を行っていることもあります。
チャンネル登録者数が多ければ多いほど、自分のチャンネルがYouTubeの検索結果に反映されやすくなったり、関連動画に表示されやすくなります。
検索結果に反映されやすくなったり、関連動画に表示されることで、よりチャンネル登録者数が増えるきっかけにもなり、その結果視聴者が増えることにも繋がります。
チャンネル登録者数が多い方がメリットがあるため、チャンネル相互登録をして登録者数を増やそうとする人が多いんです。
チャンネル相互登録をする人が多くなった背景・・
これまで2017年4月以前では、YouTubeと基本的に提携を結んだ時点で、誰でも自分の投稿に広告を表示することができました。
しかし、2017年4月以降から自分のチャンネルの総再生時間が1万回を超えないと、収益化の審査が始まらない仕様へと変更されました。
そして 2018年2月20日に現在の収益化の審査基準に変更されました。総再生時間4,000時間の目標はそこまで難しくはありませんが、 チャンネル登録者数1,000人は配信内容によっては、なかなか手が届かない人もいます。
そのため、チャンネル相互登録をすることで登録者数を審査基準の1,000人に満たそうとしている人が多くなってしまいました。
チャンネル登録者数1,000人って、あっという間に獲得する人もいるんだよね・・。YouTubeで横行しているチャンネル相互登録って、やってもいいことなの?
チャンネル相互登録は、不正なチャンネル登録者として見られる!
不正なチャンネル登録者: 第三者のサービスを通したチャンネル登録者の購入など、人為的な方法で獲得したチャンネル登録者です。
YouTubeヘルプ
現在のYouTubeのヘルプを見ると、はっきりと”チャンネル相互登録は規約違反”とは書かれていません。
以前は別のクリエイターにチャンネル登録することの見返りとして、自身のチャンネルへの登録することを提案する行為は、利用規約違反警告を受けたり、あるいはチャンネル停止になると明記されていました。
上記の引用文を見ると“人為的な方法”というのが、チャンネル相互登録のことを示しているように見えます。
“第三者サービスを通じたチャンネル登録者の購入” ・・そんなサービスあるの?と思う人もいるかもしれません。
実際にあります。
一応販売者の名前は隠しましたが、普通にチャンネル登録者数を販売しています。「ココナラ」とは、ざっくり説明しますと個人でお店を開けるサイトです。CMで見かけたことがある人もいるかもしれません。
評価が付いているところを見ると、結構購入している人がいるみたいですね・・。
こんなに販売されているのを見ると、チャンネル踏力者を購入することは違反行為ではない錯覚を起こしそうだけど、絶対購入しちゃダメッ!!
不正行為で獲得したチャンネル登録者数は、結局バレて削除される
第三者サービスからチャンネル登録者数を購入したり、配信者同士でチャンネル相互登録をしてそのときは自身のチャンネルの登録者数が増えたとしても、YouTube側は定期的に不正がないか見回りをしています。
不正でチャンネル登録者が増えていることが見つかった場合は、YouTube側で登録者を削除します。
さきほど紹介しましたが、第三者サービスでお金を出してチャンネル登録者数を不正にゲットしても、あとからYouTube側で削除していくので、結局お金が無駄になります。
最悪の場合、自分のチャンネルが停止される危険があります。例え「あと10人でチャンネル登録者数が1,000人になる!」からと言って、購入したりチャンネル相互登録をしてはいけません。
第三者サービス側は取り締まらないのか?
第三者サービス側はなぜ取り締まらないのでしょうか?
以前、私もココナラでオリジナルイラスト作成の仕事を受け付けていました。ふと、他の販売者の内容を見ると、スプラトゥーンのイラストや人気マンガ、アニメのキャラクターのイラスト作成の依頼を受け付けている人がいました。
「これって・・著作権違反になるんじゃ・・」
と疑問に思い、ヘルプセンターに問い合わせしたことがあります。結果は、”第三者の権利を侵害する行為、サービスの出品を禁止としております。”でした。
しかし、返信内容を読み進めると”特定のキャラクターを用いたサービスにつきましては、権利元で商用利用や二次利用、複写など禁止としている場合がございますので、権利関係に問題ないことを確認いただいた上で出品いただきたく存じます。”と書かれていました。
「結局OKなの?ダメなの?」
ココナラの運営的には、”個人の自己責任”ってスタンスなのかもしれません・・。運営側で取り締まろうって気がないような回答でした。
なので、YouTubeのチャンネル登録者数の販売も、YouTube側では規約違反行為であるのにも関わらず、特にYouTube側から注意をしてこないからココナラの運営側は野放しにしているようにも見受けられます。
ファンイラストの販売は著作権違反になるのかどうか、グレーゾーンだという話はほかにも聞いたことがあったので、これ以上突っ込みませんでした。
問題は・・明らかに違反行為につながるのに、普通にチャンネル登録者を販売しているのを野放しにしていいの?!・・ってことで運営側に問合わせして、その後回答が届きました!
【追記】ココナラの運営から回答が届きました!
ココナラの運営に「YouTube側では第三者サービスで、チャンネル登録者を購入する行為は規約違反になりますが、ココナラ側はチャンネル登録者数の販売を認めているのでしょうか?」といった感じの内容で問い合わせてみました。
問い合わせたその日の夜にすぐ回答メールが届きました。その回答内容は・・
ココナラでは、チャンネル登録者数・動画再生数・コメントなどを販売する行為は禁止している
認めていないってことですね。ココナラ側も公開しているサービスを目視とシステムで監視はしているとのことです。ですが、そのようなサービスが多く、一括でサービス削除ができないので手が回りきっていないと回答しています。
2019年8月21日現在、チャンネル登録者数を販売している件数は300件ほど存在しています。ですが、全てチャンネル登録者数を直接増やすサービスかと言うと、そうではありません。
自身が配信している動画を拡散してもらい、徐々にチャンネル登録者数を増やしていく流れのサービスもあります。これは、チャンネル登録者数を購入した・・とはならないような感じに見えますね。あとは、YouTube側の判断になるのかと思います。
規約違反になるか、ならないか曖昧な内容のサービスが多い
チャンネル登録者数を販売しているサービス内容を確認すると、「安心・安全に」って言葉がよく使われています。
“安心”って何のことなのか気になったので、サービス内容を見てみると「友人のインフルエンサーに手伝ってもらってチャンネル登録者数を増やすので、チャンネル停止や登録者数が減少しない」と書かれていました。
中には“海外のインフルエンサー”に手伝ってもらって、3桁もチャンネル登録者数を増やすサービスもあります。ですが、このサービスは例え増えても、後日多少チャンネル登録者数が減少する可能性があると書かれていました。
友人・知人・海外のインフルエンサー・・要は人が手動でチャンネル登録者数を増やすから、「安心・安全」ってことなのかもしれません。
言葉の使い方でこのやり方なら悪いことじゃないんだって思いそうだけど、結局お金を支払ってチャンネル登録者数を増やしている・購入していることには変わらない行為だと思う・・。
とりあえずココナラでは、チャンネル登録者数の販売は禁止していることがわかりました!
チャンネル相互登録は何の意味もない
「チャンネル相互登録しているけど、YouTube側から警告もないし大丈夫でしょ!」
「世界中に配信者がいるんだから、チャンネル相互登録で登録者数を増やしている僕・私のチャンネルなんて把握しきれないだろうから大丈夫!」
って、思っているのは危険です。
2018年12月13~14日にかけて、不正行為への対策としてYouTube側がチャンネル登録者の削除を行っています。YouTube側が大々的に行うチャンネル登録者の削除は、いつまた行われるかわかりません。
不正にチャンネル登録者数を増やし、収益化の審査に通過することができたとしても、動画の視聴者数には繋がることはありません。収益化ができるようになっても、その後視聴者に自分の動画を観てもらわなければ、多くの収益を受け取ることはできないでしょう。
自分のチャンネルを純粋に好意を持って登録してくれた人のためにも、違反行為で登録者数を増やすのはやめましょう。
たまにチャンネル相互登録のお願いコメントが来るけど、リスナーさんもコメントから注意してくれて助けなられながら断ってます。
もし知らずにチャンネル相互登録してしまったら?
チャンネル相互登録をお願いしてくる人は、断るのをためらわせるほどとても丁寧な言葉遣いの人が多いです。
YouTubeで動画配信を始めたばかりの人は、知らずにチャンネル相互登録してしまっている人もいるかもしれません。
あとからチャンネル相互登録が不正行為だとわかったときは、相互登録した相手のチャンネルは解除することをおすすめします。
またライブ配信中に相互登録依頼のコメントが届いた場合は、削除している人もいらっしゃいます。証拠として残しておきたい場合はそのままにしておく方法もありかと思います。
私も知らずに登録してしまったことがあって、夫さんやフレンドさんからアブナイと教えてもらって、すぐ解除しました。
Twitterでもチャンネル相互登録アカウントみたいなのがたくさんあるけど、自分がせっかく作ったチャンネルを停止させられてしまう可能性がある行為なので、関わらないに越したことはないです。